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虹の橋を渡ったカンタ君2024.01.03
皆さんこんにちは。
前回のブログでお知らせ致しました、令和5年12月31日に亡くなったセラピー犬カンタ君。
ギリギリまで点滴をしていたカンタ君。
痛かったよね……、苦しかったよね……。
こんなにも皆に愛されて……一緒に年を越して一緒に新しい年を迎えたかった入居者の皆様…。
きっとカンタ君も皆と同じ思いだったことでしょう。
こちらの写真は12月30日。
17歳の小型犬は人間でいう84歳です。なのでこちらの入居者様(103歳)からしてみればカンタ君は息子みたいな存在でした。
毎日朝、昼、夕とカンタ君にちゅ~るを食べさせていた入居者様。
入居者様の食事の時間になると、自然に事務室から出てきてはこちらの入居者様の側に自ら近寄って行っていたカンタ君。
「カンちゃん美味しいね」 「カンちゃんこっちこっち」 「カンちゃん今起きてきたのか」
毎日たくさんたくさん話しかけていましたね。
こちらの写真を見ると、我が子を見つめるような表情でカンタ君を見つめています。
カンタ君が亡くなった日も涙を流していました( ノД`)シクシク…
苦しかったでしょうね……。
だんだんと弱ってくるにつれて、苦しいのか、痛いのか、寂しいのか、鳴いていたカンタ君。
令和6年1月2日。
火葬に出発する前に入居者様、スタッフたちと最後のお別れの写真を撮りました。
こちらの入居者様もカンタ君をすごく可愛がってくれていました。
事務室にカンタ君がいないと、よくこちらの入居者様の居室に行き一緒に遊んでいました。
思い出がいっぱいで、涙ぐんでいました。
見ているこっちも悲しくなってくるほどでした……。
こちらの入居者様は施設が出来た当初からカンタ君と一緒に過ごしてきました。
フランスパンをくわえて入居者様の居室から出てきたカンタ君。
スタッフ:「カンタ君にパンあげました?!」
入居者様:「ウサギの所に持ってってけでってカンタさ頼んだ」
スタッフ:「いやいや…カンタ君が食べてるから…」
入居者様:「んだのが!仕方ねがべ」
な~んて言ったこともありました!!(笑)
「カンちゃん…頑張ったね…。こんな姿になっちゃって…」
と言いながら優しく撫でていました。
こちらの入居者様はこの後火葬にも一緒に行き最後のお別れをしてきました。
カンタ君の事を一番可愛がってくれた分本当はお別れが一番辛かったでしょう……
でも、写真を見ての通り笑顔で写真を撮って我が息子を見送っていました。
火葬後、遺骨になって施設に帰ってきたカンタ君……
骨壺は温かくてカンタ君がまだ生きているかのように私は思いました。
火葬に一緒に行かれた入居者様の話だと、
「骨になったカンちゃん、小さくて…。頭も小さくてね…可愛い骨になったよ…」
と悲しそうに話していました。
カンタ君が火葬されている間、思い出が誰よりも多い分すごく切なく、悲しかったでしょうね……
朝起きたら「カンちゃんおはよう」夜寝る前に「カンちゃんおやすみ」
と骨壺をこのように抱きながら話しかけていました。
その際、カンタ君との思い出を語っておられました。
「私がまだ歩けていた頃なんてね、カンちゃんも一緒にエレベーターに乗って先に走って行って私の部屋の前で待っていたのよ。めんこくてめんこくてね……。」
目に涙を浮かべながら話されておりました。
見ているこっちまで涙が出てきそうになりました。
遺骨のカンタ君は事務室でこのように皆から見守られています。
事務室には入居者様がかわるがわる顔を出して、カンタ君の遺骨を見に来られています。
遺骨になっても愛されいるカンタ君。
社長より
「産まれてすぐ亡くなる…
寒さや飢えなどで亡くなる…
他の動物に食べられて亡くなる…
成長期の段階で病気などで亡くなる…
様々なパターンで命を落とすケースがあるなかでカンタの場合は、約5年前に胆嚢を一つ切除る
大手術を行い、主治医からは主治医からは手術は成功はしたけどこのまま目を開けない
可能性があるから、最期に見に来てほしいと言われて、それから5年以上生きていてくれて
多くの方々から愛されたカンタの人生は幸せだったと思います。
本当に皆さんのおかげでした。
ありがとうございました。」
社長からの言葉でもある通り、カンタ君は大手術をして成功はしたものの目を開けない可能性がある
などと言われていたのに、5年以上も生きたのが何よりもすごいです。
皆からの愛情をたくさん受けて、たくさん可愛がられて本当に本当に幸せな犬だったでしょうね。
私はまだ1年半しかカンタ君と過ごしていませんでしたが、思い出は濃いです。
カンタ君の寝顔、仕草、いびきも全部全部忘れないよ。
今までありがとう。天国でも入居者様とスタッフのことを見守っていてね。
そして、生まれ変わってもまたはぁとふるのセラピー犬としてくることをずっと待っているよ!!
天国で安らかに眠ってね。
カンタ君本当に本当にありがとう(*^^*)